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聖武天皇と東大寺をつくった行基(ぎょうき)菩薩について

お遍路第2回目です。逆内で秋時雨のなか6ヶ寺を巡りました。バスに到着して、お杖を忘れてもう一度山頂まで坂道ダッシュして(笑)1kgはやせたでしょう、B型はダメです。
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高知お遍路 市内から南国の方へ

33雪蹊寺(せっけいじ)
32禅師峰寺(ぜんじぶじ)
31竹林寺(ちくりんじ)
30善楽寺(ぜんらくじ)
29国分寺(こくぶんじ)
28大日寺(だいにちじ)
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土佐と言えば、「歴女」から抜群の人気を誇る戦国武将、長宗我部元親今年4月全国から、銅像を造るのに約1500万円の寄付が集まったそうな・・。
土佐の高知でもわずかな勢力でしかなかった長宗我部氏は四国を統一し、滅亡していった。そんな長宗我部元親の菩提寺であった33雪渓寺(せっけいじ)が最初のお寺。

2015-11-14 10.42.44-2

 
 
母が斉藤氏なので、織田信長と同盟を結び四国に勢力を拡大。逆にそれが信長に嫌われて、四国攻めが準備されたが本能寺の変があり中止になる運ももつ武将。

 
阿波を攻め1583年賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を支援、1584年小牧・長久手の戦いで徳川勢に協力(傍観的)、讃岐を攻め、伊予も平定し1584年47歳で四国全土をほぼ統一、しかし秀吉の四国進出により降伏。土佐は安堵された・・・等々。(1599没)

 
雪蹊というのは、若いときに臨済宗の僧侶につけてもらった戒名のようで、それがそのままお寺の名前であり、このお寺は臨済宗でした。真言宗でないお寺もあるんですね。天台宗、時宗もあるとガイドさんが行ってました。

 
お遍路を廻っていて、お寺の歴史を見ていると聖武天皇(707-760)の勅令で行基菩薩が開基したお寺の多さを感じます。今回の竹林寺、国分寺、大日寺もそうです。空海誕生の前の時代です。(空海774-831)

 
 
この東大寺を任せられた行基(ぎょうき)菩薩ですが、お寺や、橋や、池をつくるブルトーザー僧侶でともかく、お寺もつくりまくってます。まさに田中角栄的存在。民にも超人気で、「橋をかけてほしい」とたのまれれば、橋をつくってしまう。空海も讃岐の満濃池を民の力で整備したわけで、そこに何かあるのは間違いのないようです。

 
古代史ドラマスペシャル 大仏開眼(かいげん)をアーカイブで見ていたのですが都造りを頼まれたときに、行基は「人は己のためには働く。人は理屈だけでは動かない」と断ります。そこで聖武天皇が仏門に入るため修行をし、現場では工事をしている優婆塞(うばそく)750名に僧侶の身分を与えるのですが・・鎮護国家を目指す日本の国づくりの歴史も面白いものです。

 
 
東大寺発願の詔をだし慈善事業をたのみ(造立に160万人、完成に10年)、同時に墾田永年指示法を発布し開拓を促す、そこに人望のある行基菩薩を登用している。聖武天応は正体が知れない・・。(※結局は肥大化した奈良仏教は平安遷都を迎えるわけですが・・。一方、遷都し東大寺の見え方を変えぼやかした桓武天皇がいたから今があるのかも・・なんて・・違うか??)

 
 
こうやって四国遍路を廻っているときに、山門の仁王像をみて、お寺の本像に祈り、たくさんの地蔵を見つめる、1200年もの間、病に苦しみ、飢えに耐えている民も手を合わせて時に懺悔し、幸せを祈ってきた場所がある。四国遍路は東大寺的流れからも来ているのだと思う。(国分寺もございます。)

 
 
2015-11-14 15.15.21

 
 
お遍路で25歳くらいの女性が一人で、般若心経を唱えている姿を遠くに見たのですが、やはり何を祈っているんだろうと想像していまいます。バスの参加の中にもいろいろなドラマがあるんでしょう、それが渦巻いているのも、身体の産毛が立つような感じで伝わります。
このツアーは1月から始り、12月で終わるプログラムにはなっていて次回結願(けちがん)する方がたくさんいらっしゃいます。私は来年の9月まで残り14回です。八十八ヶ所結願(けちがん)の霊場「大窪寺」はかなり人が多いでしょうね、いまお遍路は香川が賑わっています、そういうシーズナリティも面白いです。

 
 

お遍路の写真ですご覧ください
https://instagram.com/jpntravelguide/

 
 

この記事を書いた人 Author Profile

渡部雅泰ライター
こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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4番 大日寺 (だいにちじ)
5番 地蔵寺 (じぞうじ)
6番 安楽寺 (あんらくじ)
7番 十楽寺 (じゅうらくじ)
8番 熊谷寺 (くまたにじ)
9番 法輪寺 (ほうりんじ)
10番 切幡寺 (きりはたじ)
11番 藤井寺 (ふじいでら)
12番 焼山寺 (しょうさんじ)
13番 大日寺 (だいにちじ)
14番 常楽寺 (じょうらくじ)
15番 国分寺 (こくぶんじ)
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20番 鶴林寺 (かくりんじ)
21番 太龍寺 (たいりゅうじ)
22番 平等寺 (びょうどうじ)
23番 薬王寺 (やくおうじ)

【高知県】
24番 最御崎寺 (ほつみさきじ)
25番 津照寺 (しんしょうじ)
26番 金頂剛寺 (こんごうちょうじ)
27番 神峯寺 (こうのみねじ)
28番 大日寺 (だいにちじ)
29番 番国分寺 (こくぶんじ)
30番 善楽寺 (ぜんらくじ)
31番 竹林寺 (ちくりんじ)
32番 禅師峰寺 (ぜんじぶじ)
33番 雪蹊寺 (せっけいじ)
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35番 清滝寺 (きよたきじ)
36番 青龍寺(せいりゅうじ)
37番 岩本寺(いわもとじ)
38番 金剛福寺(こんごうふくじ)
39番 延光寺(えんこうじ)

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43番 明石寺 (めいせきじ)
44番 大寶寺 (だいほうじ)
45番 岩屋寺 (いわやじ)
46番 浄瑠璃寺 (じょうるりじ)
47番 八坂寺 (やさかじ)
48番 西林寺 (いさいりんじ)
49番 浄土寺 (じょうどじ)
50番 繁多寺 (はんたじ)
51番 石手寺 (いしてじ)
52番 太山寺 (たいさんじ)
53番 円明寺 (えんみょうじ)
54番 延命寺 (えんめいじ)
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56番 泰山寺 (たいさんじ)
57番 栄福寺 (えいふくじ)
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67番 大興寺 (だいこうじ)
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71番 弥谷寺 (いやだにじ)
72番 曼荼羅寺 (まんだらじ)
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