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五十二番札所 大山寺(たいさんじ)昔、九州からのお遍路さんの1番札所 #52 Taisanji

地元、愛媛新聞の記事で読んだのですが、九州から来るお遍路さんはこの大山寺を旅の1番札所と起点を定めて訪れたそうです。高浜から約2kmの道はみかん畑などの長閑な景色で、標高約170mの山を登りながら、途中で瀬戸内海や松山平野が見渡せますますので、お遍路の方々は俯瞰的に松山を見て、これからのただならぬ出会いになにか特別な思いの発露を感じていたに違いありません。

大学を出て旅行会社に就職した。運良く海外旅行だけを扱える支店に配属され、世界を廻った。インターネットもない、ロクな地図もない時代、地球の歩き方と、政府観光局のパンフレット、分厚い時刻表だけが情報源だった。見知らぬ街に行く時の流儀をある先輩から教わった。
知らない街に添乗に行ったら、まずは「一番高い場所に行って、街を見渡し、全容を理解するといい。」、それから・・・知らない街を訪ねるときの貴重な流儀になった。 「Delivering wow 」私のアメブロより

私はバスツアー、バスの駐車場には、愛媛は砥部の詩人坂村真民さんの言霊の石碑が向かえてくれます。
「念ずれば花ひらく」、お遍路のお寺でも愛媛ではたくさん石碑を見かけます。「念」とは今の下に、心と書きますよね。「今を生きる、心から」そう僕は思います。たしかに今目の前にある現実は、欲望と執着にあふれています、目の前にあるその怪物にどう向かい合うのか、「心ひとつ」だと理解すれば良いのでしょうか?生老病死の人生の中で、お遍路の中にたまにあたたかい光を感じます、それは確かなものです。永久の時計の音を聴いてきたお寺の風景は、座禅のような静けさで対座してきます、「あーなんて俺はちっぽけなんだ」と言葉の切れ端を虚空に投げ捨てて、お遍路は続きます。

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本堂は鎌倉時代に建てられたもので国宝に指定されています。日本+大陸の影響みたいな立ち姿ですね。平和を祈るように裾がスカートのように翻っています。最後の瓦の跳ね上がりは邪気を追い払うのでしょうか?、どこかそれは烈しいものではありません。

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開基とされる真野長者、その長者が一夜にして御堂を建てたという縁起は興味深い。
長者は豊後(大分)でふいごの炭焼きをしていたが、神のお告げで久我大臣の娘・王津姫と結婚、いらい運が開けて大富豪となった。用明2年(587)、商いのため船で大阪に向かうとき大暴風雨に遭い、観音さまに無事を祈願したところ、高浜の岸で救われた。この報恩にと一宇の建立を大願し、豊後の工匠を集めて間口66尺、奥行き81尺の本堂を建てる木組みを整えて船積みした。順風をうけて高浜に到着、夜を徹して組み上げ、燦然と朝日が輝くころに本堂は建ち上がった。いらい「一夜建立の御堂」と伝えられている。

その後、天平11年(739)に聖武天皇(在位724〜49)の勅願をうけて、行基菩薩が十一面観音像を彫造し、その胎内に真野長者が瀧雲山で見つけた小さな観音像を納めて本尊にしたという。寺が隆盛したのは孝謙天皇(在位749〜58)のころで、七堂伽藍と66坊を数えるほど壮観であった。弘法大師は晩年の天長年間(824〜34)に訪れ、護摩供の修法をされて、それまでの法相宗から真言宗に改宗している。
のち、後冷泉天皇(在位1045〜68)をはじめに、後三条、堀河、鳥羽、崇徳、近衛の6代にわたる各天皇が、十一面観音像を奉納されている。いずれも像高は150cm前後で、本尊の十一面観音像とともに国の重要文化財。本堂内陣の厨子に安置されている。なお現本堂は長者の建立から3度目だが、真言密教では最大規模を誇り国宝である。

第52番札所 龍雲山 護持院 太山寺
りゅううんざん ごじいん たいさんじ

宗 派: 真言宗智山派
本 尊: 十一面観世音菩薩
開 基: 真野長者
創 建: 六世紀後半
真 言: おん まか きゃろにきゃ そわか
住 所: 〒799-2662 愛媛県松山市太山寺町1730
電 話: 089-978-0329
駐車場: 普通50台 大型5台(普通車がない場合) 終日・無料
宿 坊: なし

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渡部雅泰ライター
こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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