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結願しました!四十六番札所 浄瑠璃寺(じょうるりじ) ここは衛門三郎の故郷!! #46 Joruriji

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私の結願は1番札所の霊山寺ではなく、ここ四十六番札所浄瑠璃寺です。(順打だと、松山の玄関に当たるお寺)この46番浄瑠璃寺、47番八坂寺の辺りは、今回の丙申の逆打の主人公である衛門三郎のすんでいた故郷です。60年に1回の丙申の逆打まさに結願にふさわしい場所で、このツアーを企画した人はだからこそこの浄瑠璃寺を選んだのでしょうね。素晴らしい!(2016年は逆打ツアーは45番岩屋寺から出発)

この結願の証が衛門三郎の故郷、浄瑠璃寺であることが、泣けるほど嬉しいです!衛門三郎とは誰??という方は、下記をご参照ください。

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伊予国河野家の一族で、砥部の運動公園からほど近い、文殊院で豪農である衛門三郎という者の物語です。欲が深く、情け容赦なく農民に接する、この男の前に、みすぼらしい僧が現れ、托鉢を行います。八日目、衛門三郎は、怒って僧が捧げていた鉢を竹のほうきでたたき落とし、鉢は8つに割れてしまいます。そして僧も姿を消します。実はこの僧は弘法大師でした。

三郎には8人の子がいましたが、その時から毎年1人ずつ子が亡くなります。8年目には皆亡くなってしまいました。悲しみに打ちひしがれていた三郎の枕元に大師が現れ、三郎はやっと僧が大師であったことに気がつきます、そして自分は何という恐ろしいことをしてしまったものだと後悔するのです。

三郎は懺悔の気持ちから、田畑を売り払い、家人たちに分け与え、妻とも別れ、大師を追い求めて四国巡礼の旅に出ます。二十回巡礼を重ねたが出会えず、大師に何としても巡り合い気持ちから、今度は逆に回ることにしました。ところが、巡礼の途中、阿波国の焼山寺の近くの杖杉庵で病に倒れてしまいます。死期が迫りつつあった三郎の前に大師が現れました。三郎は今までの非を泣いて詫び、「望みはあるか」との問いかけに「来世には河野家に生まれ変わりたい」と託して息を引き取るのです。大師は路傍の石を取り「衛門三郎再来」と書いて、左の手に握らせます。それは、天長8年10月のことです。

翌年、伊予国の領主、河野息利(おきとし)に長男が生れるました。その子は左手を固く握って開こうとしません。息利は心配して安養寺の僧をよび、祈願をします。すると赤ちゃんはやっと手を開き、手の中から「衛門三郎」と書いた石が出てきました。その石は安養寺に納められ、後に「石手寺」と寺号を改めたます。石は玉の石と呼ばれ、寺宝となっているそうです。

僕は衛門三郎を考えるときに、この人は本当は優しい人だと思うのです、慈悲深く、人並み以上の優しさを持った人、そして時代を必死に生きてきた人ではないかと推測します。弘法大師(774-853)の時代を考えると、松山市でもこの砥部とか荏原という場所は重信川を越えて、山裾で田舎に位置する場所でありますから、そこで豪農といっても、奈良時代を考えると、口分田が与えら、三世一身法、墾田永年私財法などが発せられ、開墾につぐ開墾で必死に働いていたと考えられるのが妥当なわけで、実は召し抱えた人を養うのも大変で、おまけに飢饉や疫病もあり、自分のことだけで精一杯だったと思うのですよ。

人は、わがままで、自分の都合で物事を考えてしまうのです。そんな人のことまで考えられるのは、何か特別な経験をして、誰かから慈悲をもらったような心に沁みる経験がない限り無理だったにちがいなかったのです。ところでこの衛門三郎で考えさせられるのは謙虚というやさしさです。謙虚ってなんですか?これって結構お遍路の中で生まれてきた疑問で、ひょっとしたら最大のテーマなのかも知れません。これから、逆に向かって書いていくのでまた、そのことは振れたいと思います。

衛門三郎がみすぼらしい、尿や糞の臭いのついた白衣を着て、今度は自分が托鉢で断れる側に立場が変る、自分が嫌われる、相手にされない、物乞いでののしられ、誰も泊めてくれない、にぎりめし一つナシ、軒の下にも泊まるな、敷地内に入るなと言われ、臭くて近寄っても欲しくもないと馬鹿にされ、自殺しそうになるくらいさみしくなる。他人事を、自分事とどれだけ考えられるのでしょうか?人間ってね・・。こういう境遇を求められる人、求める人生、あなたはできますか?僕は、無理ですキッパリ、だからお遍路をまわりました。ほんの、ちょっぴりは優しくなれたと思うけど、実に悩ましいです。☺️

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浄瑠璃寺は松山市内八ヶ寺の打ち始めの霊場である。参道入口の石段左に「永き日や衛門三郎浄るり寺」と彫られた正岡子規の句碑があり、お遍路を迎えてくれる。このあたりは遍路の元祖といわれる右衛門三郎のふる里として知られる。
縁起を辿ってみると、行基菩薩が奈良の大仏開眼に先だち、和銅元年に布教のためにこの地を訪れ、仏法を修行する適地として伽藍を建立した。白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩と、眷属として十二神将を彫造して安置した。寺名は薬師如来がおられる瑠璃光浄土から「浄瑠璃寺」とし、山号もまた医王如来に因んだ。

約百年後の大同2年(807)、唐から帰朝した弘法大師がこの寺にとどまり、荒廃していた伽藍を修復し、四国霊場の一寺とした。室町時代の末期に足利幕府の武将、平岡道倚が病に苦しみ、本尊に祈願したところ、ご利益で全快したのに感激し、寺塔を再興して厚く帰依した。
江戸時代の正徳5年(1715)に山火事で本尊と脇侍をのぞいてほとんどの寺宝、伽藍を焼失したが、70年後の天明5年(1785)、地元の庄屋から住職になった僧・堯音が復興に尽力した。堯音は、托鉢をしながら全国を行脚してその浄財で現在の本堂その他の諸堂を再興している。また、社会事業家としても知られ、岩屋寺から松山市にいたる土佐街道に、苦難の末に8つの橋を架けている。
境内の樹齢1,000年を超す大樹イブキビャクシン(市天然記念物)が、信仰を得ている。

第46番札所 医王山 養珠院 浄瑠璃寺
いおうざん ようじゅいん じょうるりじ

宗 派: 真言宗豊山派
本 尊: 薬師如来
開 基: 行基菩薩
創 建: 和銅元年(708)
真 言: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
住 所: 〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町282
電 話: 089-963-0279
駐車場: 普通10台・用事済み次第・無料
宿 坊: なし

 

この記事を書いた人 Author Profile

渡部雅泰ライター
こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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