- Home
- お遍路ブログ|blog, 高知県のお寺|kouchi
- 二十六番札所 金剛頂寺(こんごうちょうじ) 「一粒万倍の釜」「がん封じの椿」#26 Kongochoji
ブログ
10.312015
二十六番札所 金剛頂寺(こんごうちょうじ) 「一粒万倍の釜」「がん封じの椿」#26 Kongochoji

バスで金剛頂寺(こんごうちょうじ)までは上がっていくのですが、対向車が来るたびに、バスはバックできないので乗用車がバックするという展開。ここは、渋滞すれば大渋滞の危険性をはらんでいるようです。
男坂、女坂を上がるのですが、所々に階段に1円玉が置いてあります。何かの願掛けか、言い伝えなのでしょうね。男坂の上に、女坂があるのは何故なんでしょうか?元々は女人禁制の寺なのに、女坂があるわけは何だろう?
神峯寺は730年に聖武天皇の勅令で行基菩薩が開基したとのことでしたが、この「金剛頂寺」は807年に嵯峨天皇<809-23>(聖武天皇<724-49>/孝謙天皇/淳仁天皇/称徳天皇/光仁天皇/桓武天皇/平城天皇/嵯峨天皇)からの勅願で、お大師様様<774-835>が807年開基しました。(当時33歳)
お大師様が唐から帰ったのが806年10月でありましたから、その翌年太宰府から京へ戻るときに創建したということでしょうか。聖武天皇が鎮護国家を目指し各地に国分寺をつくった流れで、このお寺もできたのでしょうか?学者でないのでわかりません。
注目の山門には、どでかい草鞋が・・。
室戸を歩いてきた、お遍路さんにエールを送ってくれる草鞋ですね。考えた人はすごいですね。
そして、山門の草鞋の隣には金剛力士像がございます。各お寺で一番見かけますよね、しかも雨風にさらされても、上半身は裸でにらみは強烈です。
なんとも言えない、空気感のある札所でございます。
「一粒万倍の釜」
弘法大師が三合三勺の米を入れ て炊いたら万倍に増えたという言い伝え
「がん封じの椿」
枯れてしまって幹の部分が展示されていました。お遍路さんがその幹を触って、毒を吸い取ったようにコブができていました。
2代目の椿でしょうか?新しい命が育っていました。
八十八カ所を廻りながら、「なぜ?」の符号がついていく・・、それが旅の醍醐味でだと感じてます。大衆としては、やはり「この世ならざるものを見たい!」そんなネタが、ごろごろ転がっているのがこの巡礼の旅であります。その背景に脈々と流れている歴史を自分なりに探して行きながら、1年間バスツアーで廻りたいと思います。
*
バスの乗り場にもどると、おいしそうなソフトクリームが・・うーん今回は写真だけ撮りました。
第26番札所 龍頭山 光明院 金剛頂寺
りゅうずざん こうみょういん こんごうちょうじ
宗 派: 真言宗豊山派
本 尊: 薬師如来
開 基: 弘法大師
創 建: 大同2年(807)
真 言: おん ころころ せんだり
まとうぎ そわか
住 所: 〒781-7108
高知県室戸市元乙523
電 話: 0887-23-0026
駐車場: 普通20台( 200円)
マイクロバス3台( 400円)
大型3台(1,000円)
各午前7時〜午後5時
宿 坊: あり(100人)
この記事を書いた人 Author Profile

- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
最新記事 Latest entries
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。