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12.112015
八十四番屋島寺(やしまじ)「源平のドラマの大地に鎮座するお寺に狸がいた」 #84 Yashimaji

今回はたまに旅に一眼レフを持参などしてみた、歩き遍路なら大荷物になるだろうな・・・、などと自分の楽ちんなバスツアーを申し訳なくも思いながら、シャッターを押してみる。何枚もとるというというスタンスより、思いを込めてシャッターを押してみる。そして、家に戻り、写真加工などにトライしました。すると・・お寺がちょっとばかり、幻想的になりました(^o^)
屋島寺に来たのは何年ぶりだろう。
目を閉じると麓のうどんやさんで、玉子と醤油だけをぶっかけたうどんを珍しそうに眺めながら、あげたちのうどんをおいしそうに食べていた、幼稚園の頃の息子のことを事を思いだした。息子はいつかココを訪ねたことを思い出すだろうか・・・。息子の納経帳に押してある、屋島寺の御朱印をみて行ってみようと思うかも知れないし、慰安旅行か何かで慰安旅行で来るかも知れないし、小生と同じ年くらいになったらお遍路周りを始めているかも知れない、などと妄想をして、お遍路を巡るのであった。
赤い鳥居が連続し、その両脇に四国狸の夫婦が鎮座し、左が狸の大将の男狸、右が優しい目をし子供にお乳をあたえている女狸、この組み立ての意味は夫婦円満であろうと理解できるが、とはあれ参拝者の興味は女狸の右おっぱいにあるようで、皆が触りまくりテカテカしている。「おっぱいは永遠に不滅です」
関連記事: 【お遍路パワースポット】「平成狸合戦ぽんぽこ」で有名な狸 #八十四番札所 屋島寺(やしまじ)
屋島と言えば那須与一ですね、走るバスから、その場所あたりを激写(^O^)
1185年<元暦2年>2月18日酉剋(とりのこく=午後6時頃)一時休戦となったその時間 的までは70mくらいあったらしいです
与一は海に馬を乗り入れると、弓を構え、「南無八幡大菩薩」と神仏の加護を唱え、もしも射損じれば、腹をかき切って自害せんと覚悟し、鏑矢を放った。矢は見事に扇の柄を射抜き、矢は海に落ち、扇は空を舞い上がった。しばらく春風に一もみ二もみされ、そしてさっと海に落ちた。『平家物語』の名場面、「扇の的」である。 wikipedia
もともと平氏の水軍の基地は屋島に有りました、ともかくすごいのは義経の電光石火攻めです。徳島に渡り、屋島に到着するや民家に火を放ちます(大軍が攻めてきたと思わせるため)。そこで平氏はひるんで逃げだそうとするのですが、義経の軍が数百機とわかるや逆襲に出てきます。義経の身代わりになり亡くなる家臣もいて・・・局面が変わりそうなときに、源氏の本体が到着して・・・平氏は壇ノ浦に逃げます。勝因は熊野水軍(和歌山の三段壁で船隠しを見学したことがあります)と我が郷里の伊予水軍を味方につけて戦いに挑んだことでしょうね。
義経は何故こんなに人気なのか?、を思うとき。孫子がいう「兵は勢いなり」を思い出します。大将自らが切り込んでいくことにより、軍に勢いをつける天才、奇才。
しかしながら、一方こんな話もあります・・
『平家物語』によれば、合戦前の軍議で軍監の梶原景時は合戦の先陣になることを望むが、義経は自らが先陣に立つとはねつけた。景時は「大将が先陣なぞ聞いた事がない。将の器ではない」と義経を愚弄して斬りあい寸前の対立となり、これが後の景時の頼朝への讒言となり、義経の没落につながるとされる。
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ここで不利を悟った義経が敵船の水手・梶取(漕ぎ手)を射るよう命じ、この時代の海戦では非戦闘員の水手・梶取を射ることは戦の作法に反する行為だったが、義経はあえてその掟破りを行って戦況が変化したとする話がドラマや小説等によく見られる。 wikipedia
このあと、平氏が形勢優勢になった場面などもあったのを頼朝に報告したのでしょうか?軍の規律を重んじたのでしょうか?勝利に貢献した弟を頼朝はなぜに大切にしなかったのか?歴史のミステリーです。
そして、壇ノ浦の戦いで、京都を追われ8歳で涙の海に散った安徳天皇。小さく手をあわせた子供心は何を祈ったのでしょうか?「平家物語」の作者のことを想像すれば、その入水のシーンを胸に抱きながら、かき立てられるように、この長い平家の歴史を描いたに違いないと、小生は思います。
源義経:幼名、牛若丸。兄の頼朝とは母が違い、母は美人で有名な常盤御前。父は平治の乱でなくなったときまだ2歳、鞍馬寺に預けられ、鞍馬天狗と剣を磨き、京都の五条大橋で弁慶の1,000人きり?だったでしょうか?ともかくその1,000番目に現れたのが義経。飛びまくって、扇を額に当てられた弁慶は降参・・・。弁慶と仲良しへ・・。いろんな、逸話を御伽草子は考えたモノですね。弁慶もお堂を担ぎ上げたとか、2km先まで石を投げ飛ばしたとか・・・どこまで盛ったら気が済むのか・・・いやはやそこまでして、話題がほしいのが人間なのでしょうか?
第84番札所 南面山 千光院 屋島寺
なんめんざん せんこういん やしまじ
宗 派: 真言宗御室派
本 尊: 十一面千手観世音菩薩
開 基: 鑑真和上
創 建: 天平勝宝年間(749〜756)
真 言: おん ばさら たらま きりく
住 所: 〒761-0111
香川県高松市屋島東町1808
電 話: 087-841-9418
駐車場: ドライブウエー通行料
(駐車料、時間制限なし)
普通340台(610円)
マイクロバス(1530円)
大型 (2450円)
宿 坊: なし
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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