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2.72016
四十一番札所 龍光寺(りゅうこうじ) 「三間のお稲荷さん」神社もあるのです #41 ryukoji

龍光寺の歴史・由来
宇和島は伊達家十万石の城下町、その市街地から北東に10kmほどのところが三間平野。地元では「三間のお稲荷さん」と呼ばれ、親しまれているのが龍光寺で、往時の神仏習合の面影を色濃く伝えている霊場である。その象徴ともいえるのが、山門は鳥居であること。この山門をくぐると仁王像に代わる守護役・狛犬が迎えてくれる。境内には狐とお地蔵さんの石像が仲良く並んでおり、仏と神が同居している。
縁起によると、大同2年に弘法大師がこの地を訪ねた際に、稲束を背負ったひとりの白髪の老人があらわれ、「われこの地に住み、法教を守護し、諸民を利益せん」と告げて、忽然と姿を消した。大師は、この老翁が五穀大明神の化身であろうと悟り、その明神を勧請して稲荷明神像を彫造、堂宇を建てて安置した。このとき、本地仏とする十一面観世音菩薩と、脇侍として不動明王、毘沙門天も造像して一緒に安置し、「稲荷山龍光寺」と号して四国霊場の総鎮守の寺とされ、開創したと伝えられる。創建のころから神仏習合の寺であった龍光寺は、稲荷寺として信仰され維持されてきたが、明治新政府の廃仏毀釈令により旧本堂は「稲荷社」となった。新たに本堂が建立されて、ここに稲荷の本地仏であった十一面観世音菩薩像が本尊として安置され、その隣に弘法大師勧請の稲荷明神像も一緒に祀られて鎮座している。
三間平野は四季折々の草花が美しく、毎年11月ころにはコスモス祭りが開かれる。
龍光寺の山門は、鳥居でございます。
お正月や七五三など季節の行事には、神社にゆきます。特に、お正月にあれだけの人が初詣に行く国は日本だけなのではないでしょうか。
鳥居だけど、鳥はいないなどとくだらないことを、考えながら。それにしても、かなり古い鳥居でございます。
神仏習合(しんぶつしゅうごう)インドに行ったときに、仏教の木造建築の上に、石造りのヒンドゥ教の寺院が建っていたのを思い出します。柱は木なのですが、途中で分断され継ぎ目を造り、そこから上は石柱になっていて、インドの歴史を垣間見た旅の思い出です。日本のは八百万の神がいて、外来の神がいる神仏習合・・またゆっくりこのことはBLOGに書いてみたいと思います。長くなるので(^^;)
米の里三間のお寺から見た、景色の中に日本の守り続けられる伝統的な景色。自然の力と人間の仁義礼知信を感じながら、お遍路は続きます。読経が終わり、願い事を叶えるのですが今回から「無」の気持ちで望むことにしました。喜びも、悲しみも一喜一憂しない気持ちのあり方を考えてみたいと思いました。とかっこよく言いますが、なんかお遍路の見返りを求めるというのが、しっくりこないのです。
いろいろ考えながら、気づいたことや、考えたことなどをBLOGに綴りたいと思います。よろしくお願いします。
第41番札所 稲荷山 護国院 龍光寺
いなりざん ごこくいん りゅうこうじ
▲駐車場案内図
宗 派: 真言宗御室派
本 尊: 十一面観世音菩薩
開 基: 弘法大師
創 建: 大同2年(807)
真 言: おん まか きゃろにきゃ そわか
住 所: 〒798-1115
愛媛県宇和島市三間町戸雁173
電 話: 0895-58-2186
駐車場: 普通12台・終日・無料
マイクロバス、大型車は山門横
宿 坊: なし
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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