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2.72016
四十二番札所 仏木寺(ぶつもくじ) 農耕の牛にのって、お大師様様は現れた #43 butsumokuji

仏木寺の歴史・由来
牛の背に乗った弘法大師の伝説が語り継がれる仏木寺には、境内に家畜堂という小さなお堂がある。ミニチュアの牛や馬の草鞋をはじめ、牛馬の陶磁器、扁額などがところ狭しと奉納されている。近隣の農家では、田植えが終わったころに参拝に行き、牛馬の守護札を受けて帰り、畜舎の柱に貼っていた。往時は農耕をともにした家畜たちの安全を祈願していたが、最近ではペットなども含めて動物一般の霊を供養したり、また、闘牛の飼育者の間にも信仰が広がっているという。
大同2年のころ、弘法大師はこの地で牛を引く老人と出会った。誘われるまま牛の背に乗って歩むと、楠の大樹の梢に一つの宝珠がかかって、光を放っているのを目にした。よく見ると、これは唐から帰朝するときに、有縁の地が選ばれるようにと、三鈷とともに東方に向かって投げた宝珠であった。大師は、この地こそ霊地であると感得、堂宇の建立を決心した。大師は自ら楠で大日如来像を彫造、眉間に宝珠を埋めて白毫とした。これを本尊として安置し、「一山仏木寺」と名づけ、草字体で書写した『般若心経』と『華厳経』一巻を奉納されたと伝えられる。その後、寺は牛馬安全の守り仏、大日さまとして信仰をあつめ、鎌倉時代には宇和島領主・西園寺家の祈祷、菩提寺となるなど隆盛を誇った。戦国時代には戦乱に災いされるなど、苦難の道を余儀なくされたが、再建に励んで面目を一新し、活気に満ちている。
見事な山門ですね。2階の回廊は何の為にあるのかな?などと考えてしまいます。雨に濡れないように入母屋タイプでありながら、屋根の四隅は、邪気を追い払うように反っているのもイケテマス。
七福神、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)、恵方巻の「福の力」は、この七福神に由来するらしいとラジオで先日やってました。
茅葺は日本の文化ですね・・・音が吸収されていい音がします。
梅の芽生え、春の
第42番札所 一カ山 毘盧舎那院 仏木寺
いっかざん びるしゃないん ぶつもくじ
宗 派: 真言宗御室派
本 尊: 大日如来(伝弘法大師作)
開 基: 弘法大師
創 建: 大同2年(807)
真 言: おん あびらうけん ばざらだどばん
住 所: 〒798-1102
愛媛県宇和島市三間町則1683
電 話: 0895-58-2216
駐車場: 普通30台・マイクロバス10台・大型5台
終日・無料
宿 坊: なし
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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