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3.62016
三十七番札所 岩本寺(いわもとじ) これぞ圧巻の格天井画にこころときめきます #37Iwamotoji

高知県四万十市の37番札所岩本寺(いわもとじ)
高速で四万十町中央インターまで行けるので便利になりましたね、この高速上から見える凪の太平洋はめちゃでかいですよ。
四万十川といえば沈下橋です。
今日は、四万十川に架かっている沈下橋のことを少し。
四万十川には支流も含め47の沈下橋があります。
最下流に佐田の沈下橋が、(四万十の宿より車で約30分)
現存する高知県で最古の沈下橋は、四万十川の一斗俵沈下橋です。 pic.twitter.com/NqpWIVJkAH— 四万十の宿 (@shimantonoyado) 2016年3月4日
駐車場から歩いてすぐなので助かりました。(^o^)
清流四万十川が流れ、標高が300m程の高南台地が広がる四万十町に、五尊の本尊を祀る岩本寺は建立されている。歴史は天平の世まで遡る。寺伝によれば、聖武天皇の勅を奉じた行基菩薩が、七難即滅、七福即生を祈念して、現在地より北西約3kmの付近にある仁井田明神の傍に建立したと伝えられる末寺七ヶ寺をもつ福圓満寺が前身とされる。仁井田明神の別当職(別当寺)であったことから、仁井田寺とも呼ばれていた。弘法大師がこの寺を訪ねたのは弘仁年間。大師は一社に祀られていた仁井田明神のご神体を五つの社に別け、それぞれの社に不動明王像、観音菩薩像、阿弥陀如来像、薬師如来像、地蔵菩薩像を本地仏として安置した。大師は、さらに末寺五ヶ寺を建立された。このことから、福圓満寺等は七ヶ寺と合わせて十二福寺、また仁井田明神は仁井田五社と呼ばれていた。
天正時代に兵火等で寺社共に一時衰退してしまう。再建の際に、この地域の全ての神社を管掌下においていた岩本寺(当時は岩本坊)に、寺の法灯並びに別当職は遷され、継承される。戦国・江戸時代には武将や藩主等から寺領等の寄進を受け、神仏習合の札所として隆盛を誇っていた。明治になると神仏分離の政策で仁井田五社と分離され、五尊の本地仏と札所が岩本寺に統一され、それに伴う廃仏毀釈の法難に遭い、寺領地の大半を失ってしまう。再建には苦難の道が続いたのであるが、少しずつ伽藍を整備し現在に至っている。
このお寺の歴史は、何度ガイドブックを読んでもわかりにくいですね(汗)
建物は新しくきれいです、それでも聖武天皇ー行基菩薩のころが縁起なのでお寺の縁起は古いですね。お大師様の産まれるまえでございます。嵯峨天皇ーお大師様が5社、5ヵ寺を増築し、不動明王像、観音菩薩像、阿弥陀如来像、薬師如来像、地蔵菩薩像の五射を安置したという、かなり大規模なお寺だったと想像できます。ただ、中世のころ兵火で焼けたということなので、たぶん米にまつわるような一揆があったんではないでしょうか?詳しく観れてないのですが、これだけの規模のお寺なら、門前町のようなモノが観られると思うのですが、この場所にはそういうものを感じませんでした。
本堂の格天井(ごうてんじょう)は圧巻です。
お隣の清流殿です、さすが四万十川が近いので、このブルーは強烈ですよね。ガイドさんがこっそりおすすめしてくれたので観に行ってみました。
お昼は岩本寺で、香り米を頂きました。うーん僕は苦手でした(笑)
第37番札所 藤井山 五智院 岩本寺
ふじいさん ごちいん いわもとじ
宗 派: 真言宗智山派
本 尊: 不動明王 観世音菩薩 阿弥陀如来
薬師如来 地蔵菩薩
開 基: 行基菩薩(寺伝)
創 建: 天平年間(729〜749)(寺伝)
真 言:
不動明王: なうまく さんまんだばざらだん せんだまかろしゃだ そはたや うん たらた かんまん
観世音菩薩: おん あろりきゃ そわか
阿弥陀如来: おん あみりたていぜい から うん
薬師如来: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
地蔵菩薩: おん かかか びさんまえい そわか
住 所: 〒786-0004
高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
電 話: 0880-22-0376
駐車場: 普通15〜20台・大型3〜4台
料金は納経所で支払う
宿 坊: あり(要予約)
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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