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6.112016
十番札所 切幡寺(きりはたじ) 弘法大師は、結願の7日目、綻びた僧衣を繕うために布切れを所望された #10Kirihataji

「女人即身成仏の寺」として知られ、七色の光を放つ善女に憧れる女性からの人気が高い。七色の光を放つ女とは、どういう女なのだろう。
何か充たされないときに、女性は買い物が好きだ。たぶん、愛情が不足しているからかもしれない。たまにはブランド品などの贅沢品を買い求めることもある。化粧品だけは、高いものを使う。そういうモノが、自分を浮き彫りにしてくれる。贅沢だという男どももいるけど、生ゴミのように捨てておけばいいんだ。女性には、まわりの注目をあつめたり、優越感もたまにはほしいんところがある。男のためじゃないよ、女と女の戦いのために(笑)。ボクはそんな女性心がなんか羨ましく思える。お気に入りへの執着で、なにか補給するんですよ彼女たちは。そして、ルージュをきめて、化粧がうまく行くとウキウキする、それはナニモノにもかえられない女の自己回復時間。そんな自分を愛している女性をボクは「100%の女」と勝手に名付けている。きっと七色の光を放つに違いない(^o^)
切幡山の中腹、標高155メートルに境内がある。国指定重要文化財である大塔からの眺望はすばらしく、眼下には吉野川がゆったりと流れ、前方には四国山脈の雄大な山々が連なる。古く、この山麓に機を織る乙女がいた。ここで修法していた弘法大師は、結願の7日目、綻びた僧衣を繕うために布切れを所望された。乙女は、織りかけていた布を惜しげもなく切って差し出した。大師は、この厚意にたいへん感動し、「何か望みはないか」と尋ねた。乙女は、「父は都で薬子の変に関係して島流しとなり、母は身ごもっていたが、男の子が産まれればその子も咎を受ける。どうか女の子が産まれるようにと、清水の観音様に祈願し、やがてこの地に来て産まれたのが私です」といい、「亡き父母に代わり、観音様をつくってお祀りし、わたしも仏門に入って精進したい」と願いを告白した。
大師はつよく心を打たれ、さっそく千手観音像を彫造し、乙女を得度させて灌頂を授けた。乙女はたちまちのうちに即身成仏し、身体から七色の光を放ち千手観音菩薩に変身した。大師は、このことを時の嵯峨天皇に伝え、天皇の勅願により堂宇を建立して自ら彫った千手観音像を南向きに、また即身成仏した千手観音像を北向きに安置して本尊にしたと伝えられる。得度山、灌頂院、切幡寺それぞれの名称もこうした由縁による。麓には遍路宿があり、巡礼用具店などがならぶ門前町となっている。「女人即身成仏の寺」として知られ、七色の光を放つ善女に憧れる女性からの人気が高い。
第10番札所 得度山 灌頂院 切幡寺
とくどざん かんじょういん きりはたじ
宗 派: 高野山真言宗
本 尊: 千手観世音菩薩
開 基: 弘法大師
創 建: 弘仁年間(810〜824)
真 言: おん ばざらたらま きりく
住 所: 〒771-1623
徳島県阿波市市場町切幡字観音129
電 話: 0883-36-3010
駐車場: 下の境内に普通20台
(中・大型は進入不可)
午前7時〜午後5時・無料
宿 坊: なし
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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