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6.112016
九番札所 法輪寺(ほうりんじ) 弘法大師がこの地方で巡教されていたとき白蛇を見つけた #9Horinji

のどかな場所にある札所・・。こういうのも、落ち着きますね。
元々は現在の地より北4キロほど山間の「法地ヶ渓」にあって、壮大な伽藍を誇っていたと伝えられているとのことで、戦火にまみれた歴史があるそうです。たしかに、このお寺のまわりには、市があった様子も無く、歴史という点ではちょっとさびしいですね。それでも、このお寺が姿をかえても残っているというのがすばらしい・・・。
人生で自分の代で事を為すことが出来なくても、しっかりと子供に志を教えておけば、孫の代で再び花開く事もある、そんな歴史の因果を感じるひとときが有りました。
古くは「白蛇山法林寺」と称され、現在の地より北4キロほど山間の「法地ヶ渓」にあって、壮大な伽藍を誇っていたと伝えられる。その礎石や焼土がのこっており、これは天正10年(1582)の戦乱のさいに長宗我部元親による兵火で焼失した遺跡である。縁起によると、弘法大師がこの地方で巡教されていたときの弘仁6年、白蛇を見つけた。白蛇は仏の使いであるといわれていることから、大師は釈迦の涅槃像を彫造し、本尊として寺を開基したとされている。涅槃釈迦如来像は、北枕でお顔を西向きに、右脇を下に寝ている涅槃の姿を表しているが、そばの沙羅双樹は白く枯れ、釈迦を慕い嘆き悲しむ羅漢や動物たちの像も安置されている。開帳は5年に1度で、最近では平成14年2月15日に行われた。
現在地に移転し、再建されたのは正保年間(1644〜48)で、当時の住職が「転法林で覚をひらいた」とされ、山号と寺名をいまの「正覚山法輪寺」と改めた。しかし、安政6年(1859)にまたしても罹災している。これは村人が浄瑠璃芝居の稽古をしていた際に、堂内から出火したと伝えられ、鐘楼堂だけを残して全焼した。明治時代になって再建されたのが現在の堂塔である。寺宝に「弘法大師御おころも衣」が伝えられている。高野山奥の院で入定されている御衣替えの恒例にちなんで、明治15年(1882)、明治天皇が法輪寺に下賜されたものである。
第9番札所 正覚山 菩提院 法輪寺
しょうかくざん ぼたいいん ほうりんじ
宗 派: 高野山真言宗
本 尊: 涅槃釈迦如来
開 基: 弘法大師
創 建: 弘仁6年(815)
真 言: のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
住 所: 〒771-1506 徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
電 話: 088-695-2080
駐車場:普通50台・又はマイクロバス30台・又は大型10台・無料
宿 坊: なし
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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