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6.112016
十二番札所 焼山寺(しょうさんじ) 四国霊場で2番目に高い山岳札所 #12Shosanji

ここ焼山寺では山が焼けて見えるほど修験道の行者がのろし火をあげていたそうです。
四国霊場には「遍路ころがし」といわれた札所がいくつかあるが、焼山寺もその一つで、昔から嶮しい坂道の難所を辿る「修行の霊場」であった。
四国八十八カ所には、必ず山場がある。それがココだ!先人の足跡がくっきり残り、汗の香りまでもが匂ってくるような神聖な場所。清々と、歴史の後を継ぐもの達がこの場所を守っている。歩き遍路の方に出会うと、思わず手を合わさずには、いられません。
マイクロバスに乗り換えて、頂上に向かいます、凄く狭い道ですよ。
焼山寺山(標高938メートル)の8合目近くにあり、四国霊場で2番目に高い山岳札所。剣山や白髪山など四国山脈の山々がひろがる眺望はすばらしい。四国霊場には「遍路ころがし」といわれた札所がいくつかあるが、焼山寺もその一つで、昔から嶮しい坂道の難所を辿る「修行の霊場」であった。いまは山上まで車道が通っている。縁起によると、飛鳥時代に役行者が山をひらいて、蔵王権現を祀ったのが寺のはじまりとされている。ところが、この山には神通力を持った大蛇が棲んでおり、しばしば火を吐いて農作物や村人たちを襲っていた。弘仁6年ころ、弘法大師がこの地に巡られた時、一本杉で休んでいた処、阿弥陀様があらわれた夢を見た。目を覚ますと目の前が火の海になっている。そこで麓の垢取川で身を清めて山に登ると、大蛇は全山を火の海にして妨害した。大師は「摩廬(水輪の意)の印いん」を結び、真言を唱えながら進んだのだが、大蛇は山頂近くの岩窟で姿をあらわした。
大師は一心に祈願し、虚空蔵菩薩の御加護のもと岩窟に封じ込めた。そして自ら彫られた三面大黒天を安置し被害を受けていた民家の大衆安楽、五穀豊穣を祈った。また山は「焼山」となってしまったので大師が「焼山寺」と名付けた。「摩廬」の山号も「焼山」の寺名も、こうした奇異な伝説に由来しており、鎌倉時代の後期には後醍醐天皇(在位138〜39)の勅願所となっている。境内は樹齢数百年の杉の巨木(県の天然記念物)が並び、巡礼者を迎えている。
第12番札所 摩廬山 正寿院 焼山寺
まろざん しょうじゅいん しょうさんじ
宗 派: 高野山真言宗
本 尊: 虚空蔵菩薩
開 基: 役行者小角
創 建: 弘仁6年(815)
真 言: のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか住 所: 〒771-3421 徳島県名西郡神山町下分字中318
電 話: 088-677-0112
駐車場: 各車種あわせ70〜80台 志納料として普通車 300円
ワゴン車 500円 ・大型車 1,000円
宿 坊: あり(30人・山上のため必ず予約ください)
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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