- Home
- お遍路ブログ|blog, 徳島県のお寺|tokushima
- 五番札所 地蔵寺(じぞうじ) 5・5センチの勝軍地蔵菩薩 #5Jizoji
ブログ
7.22016
五番札所 地蔵寺(じぞうじ) 5・5センチの勝軍地蔵菩薩 #5Jizoji

[:ja]お遍路には、たくさんの出会いがあるだろうね。お遍路旅で実際に見たものの中に、僕は真実をもとめたい。お遍路の旅は、サスペンス映画の謎解きに似ている気がしている。謎めいているのだ、なんで88カ所も人は回り続けるのか?お大師様は、この「行」のなかに、ひとつの「形」を教えようとしているのではないだろうか?
APPLEの創業者、 スティーブ・ジョブズ は日本の「禅」を取り入れた。なぜだ?謎だ。
「彼はマーケティングを一切しなかった。座禅によって自分の中に下りていき、自分が本当に望むものを徹底的に見ようとした。自分の深いところから来るものを作るから、製品は相手の深いところを揺さぶる力を持っていた。自分は一体何を望むのか。それを探るのが彼の究極のマーケティング・リサーチだったのでしょう」
ジョブズが2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行った有名な演説がある。「私は毎朝、鏡の中の自分に向かって、『今日が人生最後の日だったとしたら、今日の予定をやりたいと思うだろうか』と問いかける。『ノー』の日が続いたら、何かを変えなければいけない」
「自分に日々問いかけ、その時に本当にしたいことをしなければいけないと言っている。普通はそう思ってもなかなかできない。だって空気を読んで、皆に好かれる生き方をした方が楽だから。しかし、ジョブズは違った。深く下りていき、普段のモノの見方とは違う、もう一つの視点をキープしようとした。そのために坐禅を使ったのでしょう」
http://www.nippon.com/ja/views/b06101/
禅の「行」には「形」がある。
静かな場所が必要だ、リラックスする場所でないとね。そして、呼吸法「鼻で息を大きく吸い、口から吐く」、いろいろなモノが浮かんでは、消えていく、そんな禅をしている、なにかを感じようとしている自分を俯瞰して、しかも冷静に一歩退いてから見つめる。そして「何も考えない」。もうひとりの潜在的な自分が喋っていることを、遠くで聞いている感じだ。瞑想にも、やり方がある、勿論自分でそのやり方を開発できる人もいるだろうが、時の洗礼をうけた「禅」の形を受け容れることは、とっても大事だ。
お遍路は、自分への問いかけの場所だと信じて、僕は進もうと思う。
バスツアーでは訪問できなかったけれど、奥の院 五百羅漢になにかありそうな気配が、ぷんぷんするのはなぜなのだろう。羅漢とはお釈迦様の弟子で人間として最高の境地に達した者のことをそう呼ぶそうです。
嵯峨天皇(在位809〜23)の勅願により、弘仁12年弘法大師が開創された。大師は、自ら約5・5センチの勝軍地蔵菩薩を彫られ、本尊に安置したと伝えられる。その後、淳和天皇(在位823〜33)、仁明天皇(在位833〜50)の3代にわたり天皇家が篤く帰き依えされた。さらに紀州・熊野権現の導師を務めていた浄函上人が霊木に延命地蔵菩薩像を刻み、その胎内に大師作の勝軍地蔵菩薩を納められたとも伝えられている。この勝軍地蔵菩薩の信仰からか、源頼朝、義経をはじめ、蜂須賀家などの武将たちが多くの寄進をしている。これらの寄進により寺領は拡大し、阿波、讃岐、伊予の3ヶ国におよそ300を数える末寺ができ、塔頭も26寺にのぼったと伝えられる。
しかし、天正年間(1573〜92)の長宗我部元親による兵火で、これらの堂塔はことごとく灰燼に帰した。その後、歴代の住職や僧侶、信者たちの尽力により堂宇が整備拡充され、いまでも寺領は40,000平方メートル(12,000坪)にもおよぶ古刹である。本堂左の参道をとおり、石段をのぼったところが奥の院で、ここが羅漢堂である。安永4年(1775)の創建で、五百羅漢堂とされていた。だが、大正4年参拝者の失火で罹災、いまは200ほどの等身大羅漢像がさまざまな喜怒哀楽の表情で並んでいる。境内の大銀杏。樹齢は800年を超え、母なる大木につつまれ歴史が刻まれている。
第5番札所 無尽山 荘厳院 地蔵寺
むじんざん しょうごんいん じそうじ
宗 派: 真言宗御室派
本 尊: 延命地蔵
胎内仏・勝軍地蔵菩薩(伝弘法大師作)
開 基: 弘法大師
創 建: 弘仁12年(821)
真 言: おん かかかび さんまえい そわか
住 所: 〒779-0114
徳島県板野郡板野町羅漢字林東5
電 話: 088-672-4111
駐車場: 普通50台・マイクロバス20台・
大型10台・無料
宿 坊: なし
[:]
この記事を書いた人 Author Profile

- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
最新記事 Latest entries
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。