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7.22016
八番札所 熊谷寺(くまだにじ) 四国霊場のなかで最大級の仁王門 #8Kumadaniji

[:ja]
スピーカーから流れるご詠歌。四国八十八カ所は多彩な彩りの、手裏剣をボクたちに浴びせてくれるようだ。
今井美樹さんの何の歌か忘れたけど「ハートに愛を、唇にメロディを」という歌詞がありましたが、昔のお遍路さんもご詠歌を歌いながら、お遍路をまわったのでしょうね。歌を覚えると、九九みたいなモノが自然に覚えられたりいろいろありますよね。
キリスト教はたくさんの歌にあふれているけど、歌うというのは内面からのエネルギーの発露になるということ何でしょうか。メロデイがのるだけで、心は弾む!人間はいろんなところに、元気の素のスイッチがあります。
四国霊場のなかで最大級の仁王門を構える。縁起によると弘仁6年、弘法大師がこの地の閼於ヶ谷で修行をされていた。その折、紀州の熊野権現があらわれ「末世の衆生を永く済度せよ」と告げられ、5.5センチほどの金の観世音菩薩像を授け、虚空はるかに去っていったという。大師はその場にお堂を建てて、霊木に自ら一刀三礼して等身大の千手観音像を彫造し、その胎内に金の尊像を納めて本尊にされた、と伝えられている。元禄2年(1689)の寂本著『四國禮霊場記』には、「境内は清幽で、谷が深く、水は涼しく、南海が一望できる。千手観音像の髪の中には126粒の仏舎利が納められてある」という意の記述がある。境内にその鎮守堂があり、熊野権現が祀られている。
元禄のころ(1688〜1704)までに幾度か火災にあった説もある。ただ、昭和2年(1927)の火災では本堂とともに弘法大師作のご本尊も焼失している。その後、歴代住職の尽力により本堂は昭和15年に再建されたが、第2大戦で工事が中断、ようやく同46年に堂宇の全容が完成、新造された本尊の開眼法要が営まれた。前述の仁王門は、貞享4年(1687)の建立で、徳島県の指定文化財である。和様と唐様の折衷様式で、間口は9メートル、高さは12.3メートル。2層目の天井や柱には極ごくさいしき彩色の天女の姿などが描かれている。大師堂に安置されている弘法大師坐像は室町時代の作で、県指定の文化財である。
第8番札所 普明山 真光院 熊谷寺
ふみょうざん しんこういん くまだにじ
宗 派: 高野山真言宗
本 尊: 千手観世音菩薩
開 基: 弘法大師
創 建: 弘仁6年(815)
真 言: おん ばざらたらま きりく
住 所: 〒771-1506 徳島県阿波市土成町土成字前田185
電 話: 088-695-2065
駐車場: 普通20台・マイクロバス・大型6台 他に臨時駐車場三ヵ所ある
50台可 志納金制
宿 坊: なし
URL: http://www14.ocn.ne.jp/~kumadani/
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この記事を書いた人 Author Profile

- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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