- Home
- お遍路ブログ|blog, 香川県のお寺|kagawa
- 七十ニ番札所 曼荼羅寺 (まんだらじ) 創建は四国霊場で最も古い推古四年(596)#72 Mandaraji
ブログ
11.122016
七十ニ番札所 曼荼羅寺 (まんだらじ) 創建は四国霊場で最も古い推古四年(596)#72 Mandaraji

創建は四国霊場で最も古い推古四年(596) 推古天皇時代。かなりの伝統!なぜ讃岐に??推古天皇元年(593)に聖徳太子が建立した官寺が四天王寺ですからね・・それから3年後・・そういう意味では古刹ですね。
この時代蘇我氏 VS 物部氏の仏教を受け容れるか争っていた時代。(仏教伝来538年)
推古天皇のお父さんの欽明天皇の時に、百済(くだら)の聖明王より、欽明天皇に国対国という、いわゆる公式ルートで黄金の仏像、経典がやってきたのです。この金銅像は善光寺にあり、絶対秘仏とされて公開されていません。
蘇我馬子(男ですよ)は聖徳太子の、おばあちゃんの兄弟です。崇峻天皇を暗殺し、推古天応を擁立します。
推古天皇(女性ですよ)の業績
■聖徳太子を推古天皇は摂政にして行政を任せます。聖徳太子は冠位十二階を定めて(個人に与えた、一番は紫色)、十七条の憲法を制定。
豪族は官僚になり、仏教を重視する世へ導きます。天皇の詔(みことなり)には必ず従うようなシステムをつくります。「和を以て貴(たっと)しとなし、忤(さか)ふることを無きを宗(むね)とせよ。…」■遣隋使の派遣、小野妹子(男ですよ)を派遣、国書で対等の外交を求めると、隋の煬帝から無礼とされます。隋は高句麗と戦闘状態にあったので、その弱点も理解した上で、聖徳太子は強気にでたのかな?頭がいいです、なので今度は隋からも使者が来るようになったんですよね。
漢文・・日出処天子至書日没処天子無恙
読み・・ひいずるところのてんし、ひぼっするところのてんしにしょをいたす。つつがなきや
意味・・日の出る所(日本)の君主が、日の沈む所(中国の隋)の君主に、お手紙を差し上げます。お変わりありませんか?せっ‐しょう【摂政】
[礼記(文王世子)]君主に代わって政務を行うこと。また、その官。日本では、聖徳太子以来、皇族が任ぜられたが、清和天皇幼少のため外戚の藤原良房が任ぜられてのちは、藤原氏が専ら就任した。明治以降は、皇室典範により、天皇が成年に達しないとき、並びに精神・身体の重患または重大な事故の際、成年の皇族が任ぜられる 広辞苑
縁起によると、創建は四国霊場で最も古い推古四年(596)。讃岐の領主・佐伯家の氏寺として創建され、初め「世坂寺(よさかでら)」と称していました。弘法大師がこの寺を訪れたのは唐から帰朝した翌年のこと。亡き母玉依御前の冥福を祈るためだったともいわれています。唐の青龍寺にならって伽藍を三年がかりで建立。本尊に大日如来を祀り、唐から持ち帰った金剛界と胎蔵界の曼荼羅を安置し、寺名を「曼荼羅寺」に改めました。
また、四国霊場の古い案内書には、樹齢1200年を超す弘法大師お手植えの「不老松」の存在も紹介されています。高さは4m足らずですが直径が17〜18mもあり、菅笠をふたつ伏せたような印象的な姿で県の自然記念物にも指定されていました。しかし、松食い虫に浸食され、平成14年に伐採されています。曼荼羅寺の近くには「水茎の丘」という丘がありますが、ここに庵を建てて7年余り暮らしていたのが西行法師。この寺に通い、本堂前の平らな石の上でよく昼寝をしていたようで、この石は「西行の昼寝石」と呼ばれ今も同じ場所にあります。また、その横には「笠掛桜」と呼ばれる桜の木も。西行が都に帰る際、同行者が形見にと桜の木に笠をかけたまま出発したのを見て「笠はありその身はいかになりぬらんあはれはかなきあめが下かな」という歌を詠んだそうです。
第72番札所 我拝師山 延命院 曼荼羅寺
がばいしざん えんめいいん まんだらじ
宗 派: 真言宗善通寺派
本 尊: 大日如来
開 基: 弘法大師
創 建: 大同2年(807)
真 言: おん あびらうんけん ばざらだどばん
住 所: 〒765-0061
香川県善通寺市吉原町1380-1
電 話: 0877-63-0072
駐車場: 普通車10台・大型車4台・
マイクロバス6台
無料
宿 坊: なし
URL: http://www.mandaraji.jp/
この記事を書いた人 Author Profile

- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
最新記事 Latest entries
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。