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11.132016
六十四番札所 前神寺(まえがみじ)山岳信仰の山として崇拝される富士、大山など日本七霊山の一つ #64 Maegamiji

石鎚山<西日本最高峰(1,982m)>は古来より山岳信仰(修験道)の山として知られ,篤い崇敬を受けてきました。ただ、今でも7月1日山開きだけは『女人禁制』です。この日だけは女性登山者は成就社より上には行けません。(日本百名山、日本百景、日本七霊山)この1日だけは、いつまでも残るのでしょうか、時代に迎合されるのでしょうか。
旅行会社時代に、石鎚山の修行の寺、極楽寺の館長様とサイババのいる南インドを旅したことがあるのですが、毎日の法話がすとんと腹に落ちる内容ばかりで、貴重な時間を過ごしたのを思い出します。
100分で名著で歎異抄の回で修行についてやっていたけど、修行には難行と易行があるらしい。
難行 僧侶になって修行で煩悩を滅して悟りを開く。自己変容型。自力。
易行(いぎょう) 法然の教えの基本。誰もが救われてこそ仏教だと考えた。
他力 修行ができない人は、念仏を唱えれば阿弥陀様がお救い下さる。救済型。
私は、お遍路を廻ながら思うのは、目に見えぬ存在や力を容易に受け入れることに、心は反発する。お賽銭で5円を3枚入れたくらいで現世利益など得られるはずないだろう、やはり紙くらいいれないとダメだと思い、紙も入れたこともあるけど、特に変化はなかった。(笑)それでも、お守りを買うのは好きだ、モノがあると感情移入ができる(笑)信じることは、やはり才能なのだろうか?女子社員の飲み代を払って、翌日に。笑顔で「ありがとう」と言われる、確かに嬉しい。ただ、ありがとうといって「昨日はごちそうさまでした、珈琲どうぞ」などと一杯入れてくれるとさらにうれしい・。モノが介入すると、人間の感情は触れる・・・まっこと人間は複雑にできますよね。(^o^)
前神寺は、山岳信仰の山として崇拝される富士、大山など日本七霊山の一つ、国定公園・石鎚山(標高1982mの麓にある。真言宗石派の総本山であり、修験道の根本道場でもある。弘法大師は若い空海のころ、この石鎚山に2度入山しており、虚空蔵求聞持法や37日におよぶ護摩修法、あるいは三七日(21日間)の断食修行をしたことが知られている。
縁起によると、修験道の祖・役行者小角が石鎚山で修行をしたのは天武天皇(在位673〜86)のころとされ、修行中に釈迦如来と阿弥陀如来が衆生の苦しみを救済するために石蔵王権現となって現れたのを感得した。その尊像を彫って安置し、祀ったのが開創とされている。その後、桓武天皇(在位781〜806)が病気平癒を祈願したところ、成就されたので七堂伽藍を建立して、勅願寺とされ「金色院・前神寺」の称号を下賜した。
以来、歴代天皇の帰依が厚く、仏像や経巻がしばしば奉納され、諸堂の修復や増築にも寄与されている。また、江戸時代には西条藩主・松平家の祈願所になるなど、寺運は隆盛を極めた。しかし、明治新政府の神仏分離令により寺領を没収され、廃寺を余儀なくされた。その間、石鎚神社が建立されたりしたが、明治22年に霊場として復興した。
信徒は、現在300,000人を超すといわれ、毎年7月1日からの「お山開き」には数万人にのぼる白衣姿の信者たちが集まり、法螺貝の音に「なんまんだ」を唱和している。
第64番札所 石鈇山 金色院 前神寺
いしづちざん こんじきいん まえがみじ
宗 派: 真言宗石派(総本山)
本 尊: 阿弥陀如来(伝役行者作)
開 基: 役行者小角
創 建: 七世紀後半
真 言: おん あみりた ていせい からうん
住 所: 〒793-0053
愛媛県西条市洲之内甲1426
電 話: 0897-56-6995
駐車場: 普通30台・マイクロバス7台・大型5台
終日・無料
宿 坊: なし
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- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
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