- Home
- お遍路ブログ|blog, 愛媛県のお寺|ehime
- 六十番札所 横峰寺(よこみねじ)山岳信仰の霊地であり、修験道の道場 #60 Yokomineji
ブログ
11.192016
六十番札所 横峰寺(よこみねじ)山岳信仰の霊地であり、修験道の道場 #60 Yokomineji

横峰寺への道は険しく、大型バスから、マイクロバスに乗り換えました。
ともかく石鎚山系にあり山深くあり、まさに修行のお寺です。歩き遍路の方にとりましては難所です。脱帽。
空海が24歳の若いときの著書『三教指帰』の中で「或時は石峯に跨って粮を絶ち(断食)轗軻(苦行練行)たり」と、この山で修行した様子を記している。
西日本の最高峰・石鎚山(標高1982m)は、山岳信仰の霊地であり、修験道の道場でもある。弘法大師・空海が24歳の若いときの著書『三教指帰』の中で「或時は石峯に跨って粮を絶ち(断食)轗軻(苦行練行)たり」と、この山で修行した様子を記している。境内は山の北側中腹(750m)にある。四国霊場のうちでは3番目の高地にあり、「遍路ころがし」の最難所であった。昭和59年に林道が完成して、現在は境内から500m離れた林道の駐車場まで車で行き参拝できる。ただし、冬期は12月下旬から2月いっぱい不通となる。大型バスは通行が不可である。
縁起によると、白雉2年、役行者が石鎚山の星ヶ森で修行をしていると、山頂付近に蔵王権現が現れたという。その姿を石楠花の木に彫り、小堂を建てて安置したのが創建とされている。また、延暦年間(782〜806)には石仙仙人という行者が住んでおり、桓武天皇(在位781〜806)の脳病平癒を成就したことから、仙人は菩薩の称号を賜ったと伝えられる。弘法大師がこの寺で厄除けと開運祈願の星供養の修法をしたのは大同年間(806〜10)とされ、このときやはり蔵王権現が現れたのを感得、堂宇を整備して霊場とした。以来、神仏習合の別当寺として栄えているが、明治新政府の廃仏毀釈令により寺は廃寺となった。明治42年になって、檀信徒の協力によりようやく復興している。
第60番札所 石鎚山 福智院 横峰寺
いしづちさん ふくちいん よこみねじ
宗 派: 真言宗御室派
本 尊: 大日如来(伝弘法大師作)
開 基: 役行者小角
創 建: 白雉2年(651)
真 言: おん あびらうんけん ばざらだどばん
住 所: 〒799-1112 愛媛県西条市小松町石鎚甲2253
電 話: 0897-59-0142
駐車場: 普通50〜60台(1,800円)
マイクロバス10台(3,600円)
※料金は平野林道使用料
(幅二メートル以下、高さ三メートル以下、
長さ七メートル以下が通行可能)
※大型車は、せとうちマイクロバスに乗り換える
宿 坊: なし
この記事を書いた人 Author Profile

- ライター
- こんにちは、四国愛媛在住でITの会社を生業としています。元旅行マンなので世界遺産に登録候補になっている四国八十八カ所を廻ることとしました。いつか時間ができたら歩き遍路も挑戦予定ですが、今回はバスツアーで廻ります。笑顔をお届けできたらうれしいです。(^o^)
最新記事 Latest entries
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。